2024.11.09 社会福祉学科
神戸女子大学社会福祉学科では、毎年秋に、卒業生・在学生・教員が会して教員の研究や卒業生の実践を共有する研究交流会を開催しています。卒業生が大学に集まるホームカミングの場にもなっています。
2024年は、11月9日・土曜日に開催し、約30名の卒業生と70名の在学生、退職された教員を含め13名の教員の参加がありました。
第1部は、今年度限りで退職される泉妙子教授より「インドネシア共和国バリ州バトゥール湖周辺生活環境調査~医療・暮らし・地域をつなぐ生活支援の重要性~」についてご講演いただきました。泉教授のこれまでの研究と最新の研究から、福祉を学び、実践するうえでの「つなぐ」こと、「つながりをもつ」ことの大切さについて改めて気づきかされる内容でした。
第2部は、卒業生によるシンポジウム「資格をキャリアに活かす」について4名のシンポジストから報告していただきました。本学の社会福祉学科は、兵庫県で唯一、社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の3つの国家資格の養成を行っています。さらに保育士についても国家試験受験サポートを行っています。2つ以上の国家資格を取得した卒業生から、資格を現在の仕事やキャリアアップにどのように活かしているのか報告していただきました。
シンポジストは、乳児院のファミリーソーシャルワーカー、病院の医療ソーシャルワーカー、介護老人福祉施設の介護職兼相談員、福祉事務所のケースワーカーの4名です。特に在学生は4名の報告から資格を複数もつことでの多角的な視点、キャリアの広がりといった強みを知り、目標を定めるきっかになったと思われます。
第3部は、卒業生と教員が残って、自己紹介や近況報告を行いました。懐かしい教員や仲間との再会があったり、卒業年度が異なる卒業生同士の新たな出会いやつながりがあったり、とても有意義な時間となりました。